【第33回】〜Filo – The Cable Simulator〜ケーブルの動きを実装するケーブルシミュレーター
Filo – The Cable Simulatorとは
Virtual Methodよりリリースされている、
ケーブルの動きをシミュレートして実装可能なアセット
繋いだオブジェクトへ与える効果などもしっかり自然な動きを再現してくれるアセットです。
どんな人にオススメ?
- ケーブルの動きを再現したい
- エレベーターとかのギミックで使いたい
- 自然なロープの動きをさせたい
- シンプルなオブジェクトの動きに仕組みをつくって表現したい
使ってみた
ケーブルを再現できるということで、
3D対応みたいなのでなんかバイオみたいな仕掛けを表現するのに使えたりするかなと思ってたりします・・・!
まずインポートしてみます。
各機能のサンプルシーンがありますので確認してみます。

ブロックが二つ繋がっていて、それが車輪?3つに繋がっています。
再生してみます。
左からブロックが重さで揺れますが、それに合わせてロープが動き、車輪がそれぞれ回ります。
真ん中の車輪は動きが左右と異なってますね。
違和感なく連動しています。
Platformというシーンもみてみます。
奥のブロックを動かしてみてるんですが、
繋がっているロープによる動きが全部連動していますね。
おいてあるブロックの重みによっても自然に機能してそうです。
実装が簡単!って書いているので、
自分でさっとこのようなケーブルシステムを組めるかやってみます!

とりあえずヒエラルキーの+からFilo Cablesがあるので、
そこからSolverを作成します。
適当にブロックも2つ置いてみます。
そしてPointというコンポーネントを付与して、ぶら下がる様にしたいのでRigidbodyも付けてみます。

もうひとつのブロックにもPointコンポーネントを付けておきます。
その後、
ヒエラルキーの+からFilo Cables ⇨ Cableを生成。
Linksの+を押して、Pointコンポーネントが付いたオブジェクトをアタッチします。
今回はCubeを二つですね。

Cube同士の間に線が出てきました。
繋ぐことは出来たっぽいです!
このまま再生するとただ線が繋がっているだけでブロックが落ち続けていく状態です。
先程作成したSolverにCablesがあるので、
そこにCableオブジェクトをアタッチします。

この状態で再生してみます。
ブロックが繋がってぶら下がっています!
車輪がくるくる回るのもやってみたいと思います!
MeshをアセットにあったLargePulleyを借ります。

こんどはDiscコンポーネントを付与します。
Freeze Rotationはチェックをつけます。
Radiusでオブジェクトの大きさに合わせて調整します。
一旦右側のブロックと、ブロック同士を繋いでいたCableを非表示します。
Rigidbodyも追加しておいて、Freeze PositionでXYZ全部チェックつけておきます。

新しくCableを追加して、Linksにオブジェクトを追加します。
Cubeの間にDiscオブジェクトが来る様にリストをつくり、
DiscにかんしてはRollingを選択しておきます。

Solverにも新しいCableを追加します。

これで再生!
ケーブルがつながっているのに合わせてディスクが回転してくれました!
コードを使わずここまで実装できるのは簡単でいいですね・・・!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
気になった方は是非アセットストアでチェックしてみてください!
こちら↓
今回ぐらいの実装はデモシーンをチェックしてサッとできる程度のわかりやすいアセットになっています。
出来ないこともあるみたいで、
ケーブルのねじれや、摩擦接触などは機能しないようです。
今回はこんな感じで!
それでは💤